先日、小学生の娘と久しぶりに国語の教科書の音読をした時の事。
「ごんぎつね」、私の子どもの頃からの定番で、話の筋は分かっているし、結末が悲しくて好きになれなかったから、ずっと読んでいなかったのですが、今回ウン10年ぶりに読んでみました。
読み終えた後、娘が、ごんが可哀想…。
では、兵十が悪いのかな?
悪戯した報いだから仕方ない?
難しいねえ…。
誰が悪くて誰が正しいとか、正しい答えなんて無いね。
うん…。
しばしの沈黙。
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国語は日本語の力を養うためだけでは無いんだな、と改めて思いました。
国語の教科書を通じていろいろな文学作品を子どもたちに紹介する事で、
生きるって事は正解のない問いの連続だって事を
子どもたちに伝えているんですね。
文学作品を読むというのは、勿論、単純に面白いから、とか楽しいから、といった娯楽としての側面もあるけれど、それだけじゃなくて、いろいろな正解のない問いを抱えて生きる人々の生き様を垣間見ることで、私たちも励まされたり、学んだりできる。
それこそが文学作品を読む醍醐味なんだと思います。
そんな事を改めて気づかせてくれた国語の教科書でした。

さて、ごんぎつねと言えば、黒井健さんによるほんわかした柔らかいタッチの定番の挿絵を思い浮かべる方も多いかと思いますが、
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今回の娘の教科書に載っていたのは、あべ弘士さんによる挿絵でした。
あべ弘士さんと言えば、あの「あらしのよるに」の迫力とユーモアとのどかさが合わさった素敵な動物の絵!
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あべ弘士さんのごんぎつねもとっても素敵でした。
特に彼岸花が咲き乱れる葬列のシーンは圧巻です。
娘と一緒に学ぶ時間からの嬉しい発見でした。


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