
本屋さんではいろんな種類の学習教材を売っているね。
どれを買えばいいのか、いつも迷ってしまうよ。

色々試してみたけど、その中から特にコスパが良かったものを紹介するよ!

コスパ、とは?

費用対効果が最も良かったもの。
一冊でより多くの勉強ができる教材と言った方がわかりやすいかな。

一冊で効果が高い、というのは、お金だけじゃなくていろんな節約にもなるね。

そうなの。普段の勉強にもいいけど、海外赴任の際に日本語維持のために持っていくにもおすすめだよ。
この記事では、基礎学力を強化しつつ、ハイレベルな応用力を身につけることを視野に入れた教材の中から選りすぐりの教材を紹介します。
日本国内での普段の自宅学習にはもちろん、海外での日本語保持のための教材としても、オススメです。
一歩先を行くリーダードリル(四谷大塚)
このシリーズは、漢字の学習の第一歩に最適でした。
丁寧に書くためのお手本がわかりやすく、記入もしやすいので、子どもが無理なく初めての漢字を学習することができます。
表のページで書き方を練習し、裏のページで様々な読み方や熟語などを学びます。
中学入試問題からの出題もあり、結構難しい言葉も出てきますが、語彙を増やすのにも、とても良い勉強になります。

知らない言葉が出てきたら、例文を交えながら家庭内で解説してあげると学習効果up☝️

日本の学校でなら、授業で丁寧に新しい漢字の書き方を習うけど、海外の学校に通っていると自分で勉強しなきゃならないから、大変なんだ。
その点、このドリルは新しい漢字を自分で無理なく勉強できて、とても良かった。
このシリーズは、無駄がなく、良問が揃っているので、算数もオススメです。
我が家では平日は、学校の勉強に加えて漢字と計算ドリルをそれぞれ一枚ずつ、という形で学習計画を立てています。
リーダードリルは、レベルが高めなので、特に算数ではやや難しいこともあります。
躓くようであれば、一旦、無料のちびむすドリルで基礎を何回か練習してから再びリーダードリルに戻るようにしています。


ほんと、ちびむすドリルには、とってもお世話になっているよ!ありがたい!
いっきに極める算数(KUMON)
これは、学年を跨いだ学習ができる問題集です。
分数も少数も、まとめて勉強できて、とても効率がよかったです。
特に海外の学校では、日本とは違った順序で勉強をすることがあり、日本の教科書では必ずしもフォローできないので、助かりました。
Z会グレードアップ問題集(Z-KAI)
リーダードリルで一通り新しい漢字の勉強をした上で、この問題集に取り組みました。
学年の漢字のおさらいだけでなく、様々な言葉の使い方を学びます。
この問題集の良い点は、漢字、語彙、日本語の文法や敬語など、言葉の学習に特化している所です。
日本語の基本的な力は、読書(読み聞かせや音読)と漢字の勉強である程度強化できますが、いざ、文章を書こうとすると、テニオハがあやふやだったりすることもしばしばです。
日本の国語の授業で問題なくできていれば、不要かも知れませんが、海外で日本語を自宅学習している場合には、欠かせない教材です。
この問題集の読解問題は、とても良問揃いでした。
若干難易度が高めに設定されているので、普段の授業では物足りない場合にもオススメです。
海外でインターに通いながら自宅で日本語学習をする我が家には必須の問題集です。
学校が休みの期間に「漢字・言葉」と「読解」を交互に取り組むようにし、無理なく学年内にそれぞれ終わらせるようにしています。
マスター1095題 一行計算問題集(日能研)
これは、かなり難易度が高い問題集です。

いやー、これは難しかったな〜
1日あたり3問、トータル5分以内って、書いてあったけど、なかなかそんな短時間じゃ解けなかったよ。
中学で習う方程式のような問題がずらりと並んでいますが、小学生向けです。
それまでに習った全ての計算の知識を総動員して解く必要があります。
一問に含まれる内容が実に幅広く、とても良い勉強になります。
ひたすら同じような計算問題を数多くこなすような勉強法もあれば、少数の複雑な問題に知識を総動員して取り組む勉強法もあり、どちらも利点があると私は思います。
解説はなく、答えしかないので、教える側の親も良い頭の体操になりました😆
5年、とありますが、6年生や中学生が取り組んでも良い問題です。
じっくり考えて解くタイプの問題なので、向き不向きがあり、子どもの性格を見極めてから与えると良いと思います。
大変良問で、一冊で何回も取り組めて、数年間は使える、とてもコスパの良い問題集です。
SAPI漢(SAPIX)
これは漢字学習の定番ですね。
小学生の間に習う漢字を網羅した参考書です。
漢和辞典ほどハードルが高くなく、漢和辞典より分かりやすい内容です。
国語の教科書や問題集は学年相当の内容が基本ですが、知りたい漢字は必ずしも学年相当のものとは限りません。
そんな時に助けてくれる参考書です。
あの漢字、どうやって書くんだっけ?に簡単に対応してくれます。
海外での日本語維持に必携の一冊です。
通信教育ならZ会
やはり、伝統のZ会は、難易度も高いですが、余計な装飾や無駄が少なく、とても気に入っています。
ただし、通信教育には向き不向きがあり、子どもの性格によって見極めなければなりません。

集団で学ぶ学校や塾と違って、課題に取り組むのも、答案を提出するのも、本人がきちんとやらなければ効果がありません。
自分でコツコツと学習することができる子どもには、通信教育は良い選択肢でしょう。
塾代ほど経費がかからず、送迎の問題もありません。

海外に居ながら日本の学習をするなら、タブレットコースがオススメです。
小学生の間は国語と算数を重点的に

我が家では、中学受験を考えていないこともあり、小学生の間は教科書レベルの内容を、常識として、きちんと理解できていれば良い、と考えています。
小学校でも理科や社会を勉強しますが、教科書の内容が理解できれば、問題ありません。
ただし、その際に必要なのは、基本となる学年相当の国語力と算数の知識です。
教科書に書かれていることを理解するのに、日本語の力と算数の知識は必須です。
こればかりは、疎かにする訳にはいかないので、時には補強する必要があります。
特に海外でインター校など、外国語の学校に通っている場合、日本語の力は意識的に補強しなければなりません(ずっと海外で生きていくなら不要かも知れませんが)。
算数に関しても、学校で習う内容がそのまま身につく子なら補強は不要ですが、必ずしもそうとは限りません。
我が家の子どもたちは皆、学校の勉強だけでは算数の知識が定着しなかったので、自宅でのドリル学習や塾などで若干補強が必要でした。
小学生レベルの理科や社会で学ぶ内容は、普段、身の回りを観察していれば自然と知れる内容の事が多く、受験が無いのであれば、敢えて知識として詰め込まなくても、ざっくりと仕組みや流れを理解していれば十分です。
高校や大学など、より高位の学問を目指すには、いずれ受験も必要になりますが、中学でまともに勉強すれば十分対応できます。
小さい内から机に向かって勉強する習慣を身につけさせるより、遊びを通して身の回りの様々な事柄を観察する事の方が大切だと思っているので、我が家では最低限の国語と算数をメインに教材を与えるようにしています。
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