海外のインターナショナルスクールでよくある行事の一つに
📚Book Week📚というのがあります。
読書週間?のようなイベントですが、
小学校や幼稚園で盛大に行われる楽しいイベントの一つです。
一週間、読書にまつわる楽しいイベントが学校全体で開催され、連日楽しく子どもたちが過ごします。
楽しいイベントに準備はつきもの。
保護者としてはどんな準備が必要なのか気になるところですね。
でも海外の学校ではイベントの告知もギリギリになってされることがよくあり、
急にそんな準備できない〜💦となることがよくあります。
この記事では、私が今までニュージーランド系とオーストラリア系インターで見てきたイベントの様子を紹介し、
事前に準備できるポイントを解説します。

Book Week は子どもたちが本の楽しさを存分に味わうお祭りのような一週間
私がBook Week(Children’s Book Weekとも)に初めて出会ったのは、
以前別の国でニュージーランド系インターに娘が通っていた時でした。
今通っているオーストラリア系インターでは毎年8月ごろに行われています。
私自身が昔アメリカで学校に通っていた時に、そのようなイベントの記憶がなかったので、ちょっと調べてみましたが、
Book Weekは世界各地で行われているものの、英語圏、中でもオーストラリアやニュージーランドで盛んに行われているようです。
オーストラリアでは主に8月に行われるみたいですが、他の地域ではそうとは限らなさそうです。
Book Weekは、主に小学生以下の子どもたちを対象にした盛大なイベントです。
小学校や幼稚園で一週間、Book Weekと称して様々なイベントが行われます。
日本の学校や図書館での読書週間イベントにも共通するのは、
保護者や上級生による読み聞かせ、本にまつわる工作やゲームなどでしょうか。
変わったところでは、Pajama Dayというのもありました。
子どもたちはパジャマを着て登校し、一日パジャマで過ごします。
もちろんお気に入りのぬいぐるみも抱えて意気揚々と登校します。
Pajama Dayは単独のイベントとしてBook Weekに関係なく催されることもありますが、
その時は自宅にいるようにリラックスしながら本を楽しむという趣旨でした。
図書室や教室にはソファやビーズクッションを配した床にゴロゴロできるスペースがいつもあるのです。

他に定番なのは、校内で臨時の書店開設です。
子どもたちは小遣いをもって登校し、好きな本を買います。
それと、Book Swap📕
不要になった本を持ち寄り、みんなで交換するイベントです。
そして最大に盛り上がるのが、仮装パレードです。
本のキャラクターに変装し、校内を練り歩きます。
まるでハロウィーンのようなイベントです。
今通っている学校では、ハロウィーンには特に学校を挙げてのイベントはなく、
Book Weekの仮装パレードが年に一回の仮装イベントになっています。
ハイライトは仮装パレード

Book Weekで大抵最終日に盛大に行われるのが、仮装パレードです。
Dress-up CelebrationとかCostume Dayなどと呼ばれます。
趣旨は本のキャラクターに変装する、というものですが、実際にはなんでもありの仮装です。
スパイダーマンなど、アニメや映画のキャラクターのコスチュームは定番です。
この日は先生方も(時には保護者も)凝った衣装で登場し、大変盛り上がります。
本のキャラクターで、学校の先生や友達がわかるキャラクター、となると、なかなか難しいものです。
初めての時は、
英語圏の本のキャラクターで、手持ちの物をアレンジしてなんとかなりそうなもの…と考え、
小学高学年の娘を赤毛のアン👒にしてみましたが、
先生方はわかってくれたものの、周りの子どもたちは皆知らず(古典すぎた💦)、ウケませんでした😔
英語の本を扱っている本屋さんの店頭にどんな本が並んでいるか、リサーチしておくと良いかもしれません。
映画化された本やマンガは広く知られているので、人気があります。
スパイファミリーや鬼滅の刃などの日本の漫画アニメも、とても人気があります。
手作りはちょっと、という場合は、
パーティーグッズを売っているショップやネット通販で今は様々なコスチュームを売っているので、予め探しておくと良いでしょう。
「book week costume ideas」などと検索すると、たくさんのアイデアが見つかりますよ!
Book Swapって?

Swapとは交換するという意味です。
もう読み終わって不要になった本を子どもたちが持ち寄って交換する催しです。
実は我が家では、本は大切なので、滅多に手放さないのです。
交換なので、ボロボロになったものを出すわけにも行かず、いつも悩みつつ、趣旨とは違うなあと思いながら新しい本を買って持たせたりしていました。
そこで、近年実践しているのが、Book Swapを前提にして、少し多めに買っておく方法。
いつか人にあげても良いよね、という気持ちで少し多めに英語の本を買っておきます。
もちろん、先に子どもとその本を読んで楽しんだ上で、Book Swapに出します。
豪華な本ではなく、ペーパーバックの薄い子ども向けの本で十分です。
最近見つけたこちらの本は、ボリュームも価格も手頃な上に、内容も良く、気に入っています。
日本についての本を提供することにより、日本文化紹介にもなり、とても良かったと思っています。
英語で書かれた日本の昔話の本を入手しておくと便利
海外のインター校ではPTAへの強制的な参加などはあまり聞きませんが、イベントの度に保護者のボランティアを募ることがよくあります。
Book Weekでも、自分の国のお話を読み聞かせしてください、という要望が保護者に届くことがあります。
そんな時にあると便利なのが、英語で書かれた日本の昔話の絵本です。
また、Book Weekに限らず、
日頃から子どもたちがクラス内で発表する機会が沢山あり、
自分の国の紹介をする機会はよくありますので、
そんな時にも日本に関する絵本があると便利です。
Tuttle社からは色々な日本関連書籍が出ているので探してみると良いでしょう。
日本の昔話や日本に関する英語の本は、
海外の書店でも入手できますが、種類が限られていますので、
私はいつも日本国内でAmazonや楽天で買って持ってくるようにしています。
価格と送料の点でもその方が便利ですし、
配送の安全性からも日本国内で買って自分で運ぶ方が安心です。
事前に準備できること

子どもたちの学校でもそろそろBook Weekです。
今年は何のキャラクターになろうか、思案中です。
まだ1ヶ月以上先ですが、家にあるもので工夫できないか、考え始めています。
我が家では出来合いのコスチュームを買うのではなく、できれば工夫と手作りでなんとかしたいので、時間をかけて考えます。
海外では、日本のように手芸材料なども簡単に見つからないので、1ヶ月は猶予を持って探したいところです。
世界展開しているDaisoは手作り派の強い味方です。
Book Swapや読み聞かせ対策に日本の昔話の英語本は既に何冊か入手しています。
✔︎ 仮装について考えておく
→ ネットなどでアイデアを探す「book week costume ideas」
→ 海外では日本ほど簡単に材料が揃うとは限らないので、時間の余裕を持って
✔︎ Book Swapに出せる本を見つけておく
→ 日本について書かれた英語の本を何冊か日本から持ってくるのが一番簡単
→ 仮にBook Swapがなかったとしても、帰国の際に学校に寄付するもあり
楽しいBook Weekを!
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