息子の就職が決まり、巣立ちの日が見えてきました。
内定を得てからというもの、喜び一杯の息子は来るべき新生活に向け、あれこれと楽しげに計画を立てています。
都心での勤務に向け、一人暮らしも模索しているみたい。
希望する職に就く見通しが立って、家族一同、心から嬉しいし、我が子が独立していくのは、子育ての集大成として、これ以上の喜びは無いと思う。
「おれ、就職したら一人暮らしするわ。」
「お、いいね!いいと思う!そういう経験もしといた方がいいよ。」と言ったものの、
その後からじわりじわりと寂しさが私の心におしよせてきています。

この先、家に息子が帰ってこないのが当たり前の毎日になる…。
我が家の場合、息子が高校生の時点で、親は海外、息子は日本の別々の暮らしではあったのですが、日本の家に帰ると当然の事として息子の暮らしがあり、家の中では、日々のふれあいがありました。
息子は親孝行なタイプでもないし、大抵は外出していて、帰ってきても大切な話など家族にはしない、ごく普通(?)の男子です。
それでも、歯ブラシを加えたままのくだらない雑談とか、
たまに食事を家で一緒にする時の他愛もない会話とか、
日々の「ただいま〜」のトーンの違いとか、
そういった、日常のあれこれが、もう無くなっちゃうんだ!
と思うと猛烈に寂しいのです。
LINEのビデオ電話もあるし、いつでも簡単に連絡が取れる時代とは言え、
当たり前に一緒にいるというのとは違います。
就職して独り立ちをしたら、恐らくはその後パートナーを見つけて新たな家族を築いていくでしょう。
近い将来、私の息子というだけの立場ではなくなって行くのかもなと思う。
子どもが4人もあって、まだ小学生の子を育てている身としては、もう大変だから、どんどん早く独立して行ってくれ!と言いたくなる時もあります。
それでも、息子との日々の何気ないふれあいが永遠に失われるかもしれない、
と気づいてしまった後の寂しさはどうしようもなく切ない。
息子の子育て、今振り返るとあっという間の短さでした。
もっと一緒にいたかったな。
私が一人暮らしをすると急に決めた時の母の不機嫌が今ではよくわかる気がします。
母親って切ないなあ…。
喜びと寂しさを両方抱えて、子の巣立ちの無事を見守ろうと思います。
と同時に、改めて、子どもたちとの毎日の愛おしさを感じています。
まだ3人、手元にいますが、毎日の何気ないふれあいは今だけの宝物。
「ねえ、ママぁ〜。」の声に耳を傾けることができる喜びをかみしめています。



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